著書
独り舞
小説
私は私。海を渡っても、異なる言語を操っても、何も変わらない。自分自身であること、それが生の苦難の根源なのだ――
複数の地域、言語、文学を跨る台湾人レズビアンの葛藤と孤独を描く、李琴峰のデビュー作にして原点。
五つ数えれば
三日月が
小説
芥川賞、野間文芸新人賞候補!
日本で働く台湾人の私、台湾に渡った友人の実桜。
平成最後の夏の日、二人は東京で再会する。
募る思い、人を愛するということ。
そのかけがえのなさを繊細に描き出す21世紀の越境文学。
ポラリスが
降り注ぐ夜
小説
芸術選奨新人賞受賞作!
7人の女、7つの人生。
時代の変わり目、歴史の裂け目。
ポラリスが降り注ぐ寒々しい夜に、すべてが新宿二丁目という小さな街で交差する。
国も歴史も超えて思い合う気持ちが繋がる7つの恋の物語。
星月夜
(ほしつきよる)
小説
日本で日本語を教える台湾人女性・柳凝月と、日本に留学しているウイグル人女性・玉麗吐孜。
政治、言語、人種、国籍、宗教、性別、セクシュアリティ。あらゆるカテゴリーから自由になろうとした二人が辿り着いた風景とは――。